指数関数の導関数

\(e\)を自然対数の底」とする. よく知られた指数関数の導関数の公式
  • \((e^x)’=e^x\)

  • \((a^x)’=a^x\log a\)

を, 対数微分法 を用いて証明する.

この公式から,\(e^x\)の導関数がまた\(e^x\)であることがわかるが, この事実について, 逆に,正の実数\(a\)に対して, \(f(x)=a^x\)としたときに, $$ f(x)=f'(x) $$ が成り立つような\(a\)の値が存在するのか という視点から考察する.
このような\(a\)の値が存在するのであれば, それを\(e\)とおけば, 上の公式は,定義から明らかであるというわけである. この辺の詳しい話題については, ネイピア数の2つの定義 を参照していただきたい.


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