基本的な数列の漸化式

複雑な漸化式を考える際の基本となる3つの漸化式を紹介する. (漸化式の定義はコチラ

等差数列の漸化式
漸化式
  • \(a_1=a\)
  • \(a_{n+1}=a_n+d\)
で定義される数列\(\{a_n\}\)は, 一般項が $$ a_n=a+(n-1)d $$ で表される等差数列である.


等比数列の漸化式
漸化式
  • \(a_1=a\)
  • \(a_{n+1}=ra_n\)
で定義される数列\(\{a_n\}\)は, 一般項が $$ a_n=ar^{n-1} $$ で表される等比数列である.


階差数列 の一般項が\(f(n)\)である数列の漸化式
\(n\)の関数\(f(n)\)に対して, 漸化式
  • \(a_1=a\)
  • \(a_{n+1}=a_n+f(n)\)
で定義される数列\(\{a_n\}\)は, 一般項が $$ a_n=a+\sum_{k=1}^{n-1}f(k) \hspace{15pt}(n\geq2) $$ と表される. また,数列\(\{a_n\}\)の 階差数列\(\{b_n\}\)の一般項は, $$ b_n=f(n) $$ である.

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