重複順列

異なる\(n\)個のものから, 重複を許して, \(r\)個を取り出して並べる 順列重複順列という.


注意. 一般的には,「\(n\)個のものから\(\cdots\)」という表現が使われるが, すぐ後に補足するように, 重複順列の場合は,「\(n\)種類のものから\(\cdots\)」という方がイメージが湧きやすいかもしれない. 重複を許すので, \(n\)個しかないのではなくて,\(n\)種類のものがそれぞれ沢山あるのである.


補足. 順列は,ビンゴゲームのような同じもの(番号)の入っていないところから, 取り出して並べる並べ方(すなわち同じ番号が出ない)であったのに対して, 重複順列は,おみくじ のようなものと考えれば良い. (もちろんどのくじも十分多く入っているとする.) 3人がおみくじを引くとき, 3人とも「大吉」が出る可能性もあり得るわけである. このような状態が, 重複を許すということである.
ビンゴゲームとしては無駄が多いが, 取り出したボールを戻してから,次を取り出すということを考えた場合には, 後から同じ番号が出る可能性があるので,重複順列を考えることになる.


重複順列の総数

異なる\(n\)個のものから重複を許して \(r\)個を取り出して並べる重複順列の総数は, $$n^r$$ 通りである.
最後には,重複順列の現れる簡単な例を紹介する.


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