◆焦点が\(x\)軸上にある場合(横長の楕円)
\(c>0\)とする. 2定点\({\rm{F}}(c,0)\),\({\rm{F’}}(-c,0)\) を焦点とし,この2定点からの距離の和が\(2a\)である 楕円の方程式は, $$\frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1$$ である.ただし, \(a>c\)であり \(b=\sqrt{a^2-c^2}\)とおいた.\((a>b)\)
◆焦点が\(y\)軸上にある場合(縦長の楕円)
\(c>0\)とする. 2定点\({\rm{F}}(0,c)\),\({\rm{F’}}(0,-c)\) を焦点とし,この2定点からの距離の和が\(2b\)である 楕円の方程式は, $$\frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1$$ である.ただし, \(b>c\)であり, \(a=\sqrt{b^2-c^2}\)とおいた.\((b>a)\)
上の2つの楕円の方程式の形が同じであることに気づくだろう.
楕円の方程式が与えられた時に, その楕円が横長なのか縦長なのかを判断するためには,
\(a\)と\(b\)の大小関係を比較すれば良い.