ある事象の場合の数を数えるときは,
もれなく,重なりなく
例.アルファベット\(a,a,b,c\)を1列に並べる場合の数を数える. 3種類の文字\(a,b,c\)に, \(a\to b\to c\)の順番で優先順位をつけて, 下のように順序正しく書き出す.
和の法則
2つの事象\(A, B\)が,同時には起こらないとする.
事象\(A\)の場合の数が\(m\)通り,
事象\(B\)の場合の数が\(n\)通りとするとき,
事象\(A\)または\(B\)が起こる場合の数は,
\(m+n\)通りである.
積の法則
事象\(A\)の場合の数が\(m\)通りであるとし,
その各々において,
事象\(B\)の場合の数が\(n\)通りであるとする.
このとき,
事象\(A\)と\(B\)がともに起こる場合の数は,
\(mn\)通りである.