剰余の定理と因数定理

除法の原理を用いて, 剰余の定理と因数定理を証明する.

まずは,除法の原理の 「整式を1次式で割ったあまりは定数である」と言うところに着目して, 次の剰余の定理を証明する.

剰余の定理

整式\(P(x)\)を 1次式\(x-a\)で割ったときの余りは, \(P(a)\)である.


さらに,あまりが\(0\)のときを考えることで, 次の因数定理が証明できる.

因数定理

1次式\(x-a\)が整式\(P(x)\)の因数であることと, \(P(a)=0\) であることは同値である.




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