確率

予備知識




同じ条件下で繰り返し行うことのできる実験や観察などのことを試行といい,試行によって,起こる結果のことを事象という.事象の起こる場合の数を集合の要素の個数に対応させる方法を学ぶ. 確率の問題において,このような考え方は基本的である.

キーワード:
全事象,根元事象,積事象,和事象,余事象,空事象,排反事象


まずは,確率を定義する. 事象と集合を対応させることで, 集合の要素の個数に関する定理を 事象の問題にも用いることができる. これを用いて,確率の基本的な性質を証明する.

キーワード:
同様に確からしい


2つの試行において, 互いの結果が他方の結果に影響を及ぼさないとき, これらの試行は独立であるといい, 複数の独立な試行をまとめて1つの試行とみるとき, この試行を独立試行という. 独立試行における事象の確率について学ぶ. 互いに影響を及ぼさないのだから,それぞれの事象を別々に考えれば良い.

キーワード:
各事象の積,反復試行


独立ではない試行における事象の確率,すなわち互いに影響を及ぼす場合の複数の事象を合わせた事象の確率について考える. 1つの事象が,他の事象にどのように影響を与えるのかを意識する必要がある.

キーワード:
\(A\)のうちの\(B\)